民間の社会福祉活動を推進することを目的とした、営利を目的としない民間組織です。
昭和26年（1951年）に制定された社会福祉事業法（現在の「社会福祉法」）に基づき、設置されています。

社会福祉協議会は、地域の人びとが住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の現実をめざし、さまざまな活動をおこなっています。
各種の福祉サービスや相談活動、ボランティア活動の支援、共同募金運動への協力など、地域福祉の推進を図っています。

少子高齢化が進む中、家族形態の変化、地域住民同士の社会的なつながりの希薄化や生活課題の複雑・多様化し、さらに物価の上昇などかつて経験したことのない社会変化や、取り巻く環境の変化による、地域社会のぜい弱化が進み、個人や世帯が抱える課題は複雑・複合的になっております。

誰もが安心して暮らすことのできるまちづくりのためには、小地域を基礎とした近隣の見守り・助け合い活動や福祉ニーズの発見・把握・災害時の対応、また新型コロナウイルス感染症が５類移行後も今なおその影響は残り、経済的な困窮、社会的な孤立の深刻化など小地域活動がますます重要性を増しています。

このような背景から、社会福祉協議会では、福祉を取り巻く環境の変化により生じる福祉問題の解決に向けて、地域福祉の推進役として中核的な役割を果たすため、行政や関係機関、会員同士、ボランティアやNPO団体、社会福祉施設などとの協働・連携を図り、地域住民と共に様々な事業をとおして地域福祉の推進を組織的に進めてまいります。